夜の飲み屋バイト。仕事の都合で女の子が1人、月に3日しか出れないって。
そんな月に3回の休日(日・祝日を除く)の第1日目が月曜日だった。
その月曜日に
トマトさんがきた ・・・・・・ orz
なんとタイミングの悪いオンナなのでしょう。
たった3日しかない休日にトマトさんがご来店とは。
あぁ・・・ お目にかかりたかった・・・
もちろん不思議医者のご接待。金曜日の予定が医者の都合で月曜になったんだってさ。
ほんっとタイミングの悪い奴だなぁ〜と自分でも思う。
でも♡
でも♡
でも♡でも♡
でもぉ♡
とても嬉しいことを聞いた。
トマトさんがご来店の日はいつもハマダがいる。
1度たりともハマダがいなかった日はないのだ。
不思議医者には何度もお目にかかるが月に1度。トマトさんが接待で来店される時は
いつもハマダがいた。いたのだ。
でも、月曜日。そう。今日はハマダがいない。
不思議医者にはハマダがいようがいまいがお気になさることはないだろう。
めっちゃ来店くださるのだから。
でも、トマトさんにとっては・・・・・・・?
ママと月3レディはしかとその耳で聞いたのだ。接待中のトマトさんが言った一言を。
あ・・・今日、マハちゃんは?
もう1度書こう。
そう。トマトさんはこう聞いたの♡
ママと月3レディにこう聞いたの♡聞いたのよ♡
あ・・・今日、マハちゃんは?
うふふ♡もう1回書こうかね。うふ♡うふふ♡
トマトさんは接待中だというのにも関わらず私事な質問をしたのだ。
ママと月3レディに。
聞いたんだって♡聞いたんだって♡
あ・・・今日、マハちゃんは?
月3レディは答える。 - 今日はお休みなんですよ
トマトさんは答える。 - そうですか・・・
トマトさんは話す - マハちゃんがいないって珍しいですね
不思議医者は答える - よく会うのにねぇ。ママ!!ママ!!
うふ♡うふふ♡うふふふ♡
ちなみにハマダは本名で働いています。隠すことなど無いからだ。
隠すことがあるお客とは大した話などしない。
そう。トマトさんはハマダの名前を覚えている!!覚えている!!
覚えているぅ〜ッ!!!!!!!! (泣)
嬉しい。嬉し過ぎる。名前を覚えていてくれるなんて。
いないことを不思議に思ってたずねてくださるなんて。
嬉しいです。あたしの名前を口にしてくれただなんて。
あたしのことなんて接待協力の一要員なのに使えないなと思われてるんじゃないかと
力不足なんじゃないかと
トマトさんにドギマギしてばっかりで
なんだこいつは。使えないな。と思われているんじゃないかと
もしかしたら嫌悪感まで抱いてるんじゃないかと
そう。思っていたから。
とっても嬉しかった。
今年で30歳。4月3日で30歳。
もうすぐ親の借金返済を終わらせます。意地でも終わらせます。
昔から、夜のバイトを始めた頃から決めていたこと。
昔から、社会人になった頃から決めていたこと。
会社員。夜バイト。2足の草鞋を履き始めた18歳から決めていたこと。
30歳の誕生日の2ヶ月後に夜の世界から足を洗う。
コレはハマダの絶対的な決め事なのです。
夜の世界で働くこと。小さなスタンドでも、大きなクラブでも働いた。
この世界はどっぷり浸かると抜け出せなくなるものなのです。
お金の感覚が狂いやすいものなのです。
美味しいものを食べて、素敵なものを見て
OLしてたんじゃお話し出来ない様な人たちと会話することが出来て
とっても勉強になる究極のサービス業です。
会話や調和や愛嬌やお世辞。マナーや品やユーモアや知識。
沢山知って、学んで、それを実際に交わして得ることも表現することも出来る
とっても素敵な職業です。
この仕事をしていなければ、もしかしたらニュースを見なかったかもしれない。
新聞を読まなかったかもしれない。
経済レポートを見なかった、沢山の方に知り合えなかった。
あと4ヶ月。
トマトさんは月に1度の接待。
お目にかかれるのは1番多くて4回。もしかしたら3回。2回。1回。ゼロ
初めてお目にかかってから来月で1年になる。
勇気が出なくて何もなくてもハマダ。
勇気を出して何かがあってもハマダ。
どうか。お目にかかれます様に。
嬉しかった!!
でも。それを 恋 と宣言出来る程、自分という人間に自信や夢や勇気や涙を掲げることが出来ない。
ダメな自分だと言って、弱い自分と言って
ただ ただ 今のままでいよう
と ただ生きていた方がいいんじゃないか と なんとなく な自分でいようとする
逃げ腰な自分がいる。
どうしてそうなったのかも どうしてそうしようとするのかも
よくわからない自分がいる。
勇気を出して敗れたら・・・
それが怖いのかね。
動けない。目に見えない鎖に繋がれて
それでも嬉しいと思う今日に、自分に 喜んだり 躊躇したり 自虐したり 嬉しかったり
ハマダはトマト色です。
ただ、本当に嬉しかった。
トマトさんがお変わりなくお元気だったこと。
ハマダの名前を ハマダのいないところで 発してくれたこと。
やっぱりハマダはトマト色になりました