黒い服を持って実家に帰ってきました。
もしかしたら物凄く小さい頃にお世話になったかもしれないけれど
物心ついてからお会いしたのは3回。
30年近くを韓国で過ごし再婚したおじいちゃん。
体も声も態度も物凄く大きかったおじいちゃん。
韓国に遊びに行った時に4匹のわんちゃんと暮らしていて
その中のポメラニアンがあまりにもかわいくて一緒にいたくて
朝、こっそりと起きて犬小屋のお掃除をしたのを覚えています。
あと、おじいちゃんと一緒にすきやきを食べた。
覚えているのはそのくらいです。
めったに会うことのない親戚に会い、あまり親戚付き合いのないあたしだったけれど
知らなかったことを沢山知りました。
こうやって親戚の繋がりを感じて、知って、血の濃さとか家系といったものだけでなく
体面や形式や う〜ん・・・なんて言うんだろう。
とにかく知らなかったことを沢山知って
大人なんだな、あたし。
と今さらながらに実感しました。未だ中身はめちゃめちゃ子供だ。
しっかりしなくては。
最後のさよならを言う奥さんの姿があまりにも切なくて見ていられませんでした。
そんな帰り道。いつもわけのわからない事ばかり言っている
うちのキュートでうるさいおかんがポツリと1つ。
孫の顔が見たい。
2人姉妹。
独身な姉もあたしも何も言えず聞こえないふりをしてしまいました。
何だか親不幸な気がしました。親不幸者かもしれない。親不幸・・・
お母さん、ごめんね。
おじいちゃん、いってらっしゃい。